Oiled chino trucker jacket

ぱっと見た時はレプリカのようなデザインされていない見た目ですが、パターン/仕様はかなり変わったバランスで構成しています。

まず1番見て頂きたいのは衿で、着用した際ヴィンテージなどの衿は小さいか、衿が横に広がり易く崩れてしまいますが、そうならないように衿を首に沿うよう「登らせて」います。

衿の仕様も良く見ると単に挟んで縫うではなく、表と裏で段差を加えています。

これは首に吸い付き易くしたかった為です。

変わった縫い方で昔のフランスのワークウェアで良く見られる仕様で、生地の厚みを軽減する事も出来ています。

衿の大きさもやや大きく設定出来ているので、撫で肩に見えるようになっています。

肩先にも十分な空間を作り、緩く設定する事で硬い生地でもストレスなく着て貰えると思います。

後ろのタックは通常倒す方向が逆ですが、敢えてこういった仕様にし、ここにも「単にレプリカではないスタイルが良く見えるシルエット」を求めています。

タックを逆高にする事でバックスタイルの見た目が縦長に見えるようにしました。

身頃、袖のバランスにもこだわり、寸法表記は大きく思えますがパターンによるシルエットのコントロールをしていますので実際着用すると思ったほど大きく感じません。

袖丈は長い設定にしていますので、袖口をロールして着る事をお勧めします。

オイルド特有の硬い生地感と他では見ないシルエットを楽しんで頂けたらと思います。

【サイズチャート(cm表記）】